茶碗・茶入れなどの茶道具と、腕時計・貴金属を同時に査定
ジュエリー・アクセサリーの買取実績

目次
1. ご依頼内容(西区山田新町)
- まとめて査定になった経緯(片付け・整理中に見つかった等)
- 「茶道具+時計+貴金属+骨董」を一度に見せるメリット
2. 今回お譲りいただいたお品の概要
- 茶道具一式(茶碗・棗など、共箱/外箱のあるもの)
- 骨董品(箱物・陶器類など)
- 貴金属(素材不明でもOKとして確認)
- 腕時計(複数点/ベルト違い等)
3. 茶道具の査定ポイント
- 共箱(木箱)・書付・銘 の有無と評価のされ方
- 状態確認(欠け・ヒビ・直し・使用感)
- 産地や作家が不明な場合の見方(器形・釉薬・土味など)
4. 骨董品の査定ポイント
- ジャンル別の見極め(陶器/漆器/小物など)
- 付属品(箱・栞・仕覆等)がある場合の評価
- 「まとめての中に混ざっていた一点」が価値を持つケース
5. 貴金属の査定ポイント
- 刻印の確認(K18、Ptなど)と比重・重量の見方
- 石付きの場合の確認範囲(状態・留め・欠け等)
- 量が多いときの進め方(仕分け→計測→明細化)
6. 腕時計の査定ポイント
- 機械式/クォーツの違いと評価の方向性
- 稼働状況・外装(風防キズ、リューズ、ベルト状態)
- 付属品(箱・保証書・コマ等)が無い場合の扱い
7. まとめて売るときにやっておくと良いこと
- “箱・紙類”は捨てずに一緒に出す
- 無理な清掃はしない(拭き取り程度で十分)
- 分からないものほど一度まとめて見せる
8. まとめ
- 今回の買取の要点(ジャンル混在でも一点ずつ評価できる)
- お礼の一文(次回の整理・追加査定にも対応できる旨)
1. ご依頼内容(広島市西区山田新町)
今回ご相談いただいたのは、広島市西区山田新町のお客様からの「茶道具と、腕時計・貴金属を同時に査定してほしい」というご依頼です。お片付けの途中で、木箱に入った茶碗・茶入れなどの茶道具がまとまって見つかり、あわせて腕時計や貴金属類も出てきたため、「いま手元にあるものを一度に見てもらい、価値の有無をはっきりさせたい」とのご希望でした。
現場では、ジャンルが混在している状態でも評価がぶれないように、まず 茶道具/骨董品/貴金属/腕時計 に分け、点数が多いものは一つずつ状態と付属品を確認しながら査定を進めました。特に茶道具は、箱や書付の有無で見え方が変わるため、外箱・共箱・包み類も含めて丁寧に確認し、腕時計や貴金属は稼働状況や刻印・重量など、判断根拠をその場で説明しながらお見積りを提示しています。
今回の査定対象(主なジャンル)
- 茶碗・茶入れなどの茶道具一式(箱入りを含む)
- 骨董品(陶器類・小物類など)
- 貴金属(素材不明品を含む)
- 腕時計(複数点)
2. 今回お譲りいただいたお品の概要
今回の買取は、茶道具を中心にしつつ、腕時計や貴金属まで幅広いお品が揃った「まとめて査定」のケースでした。写真でも分かるように、木箱入りのお品や、外箱・紙箱に収められた茶道具が複数あり、さらに腕時計は複数本、貴金属類も一緒に確認する流れとなりました。
大まかな内訳は以下の通りです。
- 茶道具一式
茶碗・茶入れをはじめ、器類や小物類が箱付きで複数点。共箱(木箱)に銘が入っているものもあり、保管状態も比較的まとまっていました。箱や包みが残っているかどうかで評価の精度が上がるため、付属品も含めて一点ずつ確認しています。 - 骨董品(陶器・小物類など)
茶道具とは別に、器類や小物がいくつか見受けられました。こうした“茶道具の箱の周辺に一緒に置かれていた品”の中に、思わぬ評価が付くものが混ざることもあるため、まとめての際は特に見落としがないよう仕分けします。 - 貴金属類
リングやアクセサリー類など、素材がはっきりしているもの・分かりにくいものが混在するケースを想定し、刻印確認と重量計測を前提に進めました。素材不明のものも、こちらで確認できますので「これは価値があるのか分からない」という状態のままでも問題ありません。 - 腕時計(複数点)
ベルトの種類が違うもの、使用感のあるものなど複数本。稼働しているか(動作状況)、外装状態、メーカーや型番の手がかり、付属品の有無を確認し、一本ずつ査定しています。
このように、ジャンルが多岐にわたる場合でも「一括でまとめて」ではなく、品目ごとに評価基準を切り替えながら、最終的に合算してご提示する形になります。結果として、お客様側も「何に値段が付いたのか/付かなかったのか」が分かりやすく、整理や次の判断(残す・売る・処分)を進めやすくなります。
3. 茶道具の査定ポイント(茶碗・茶入れ・箱物)
茶道具は、同じ「茶碗」でも評価が大きく変わることがあるジャンルです。今回のように、木箱入り(共箱)や紙箱に収められたお品が複数あるケースでは、まず付属品を含めて整理し、「何がどの箱に入っていたか」を崩さないように確認していきます。
共箱(木箱)・書付・銘の有無
茶道具で最初に見るのは、共箱(木箱)に書かれた銘や書付です。
箱書きは「作家名・窯元・銘(作品名)・用途」などの手がかりになり、真贋や来歴の判断材料にもなります。今回も木箱が見受けられたため、箱の文字・印・箱の作りを合わせて確認しました。
状態(欠け・ヒビ・直し・使用感)
次に重要なのが器そのものの状態です。
- 口縁の欠け、ニュウ(ヒビ)、高台の欠け
- 釉薬の剥がれ、貫入の入り方(自然なものか、ダメージか)
- 直し(修復)の有無
- 茶渋や使用感(落とせる汚れか、傷みか)
このあたりを見て、実用向きか鑑賞向きかも含めて評価します。無理に磨いたり洗剤で強く洗ったりすると、表面を傷めてしまうことがあるため、そのままの状態で見せていただくのが一番安全です。
作家・産地が不明でも見られるポイント
箱や栞がなく「誰の作品か分からない」場合でも、器の形・土味・釉薬・焼け・景色などから、おおよその方向性や品質感は判断できます。今回も、箱が揃っているものとそうでないものが混在していたため、箱が無い=価値がないと決めつけず、器単体でも一点ずつ確認しました。
“一式の中に混ざる小物”も評価対象
茶道具は、茶碗や茶入れ以外にも、蓋物・小箱類などが一緒に保管されていることがよくあります。今回も複数の箱物がまとまっていたため、茶道具としての一式評価ができるか、また単体で評価できるものがないかを見落とさないように仕分けしています。
4. 骨董品の査定ポイント(陶器・小物類)
今回のように茶道具が中心の現場では、周辺に「茶道具ではない器」や「箱に入った小物」が一緒に出てくることがよくあります。骨董品はジャンルが幅広く、評価軸も茶道具とは少し違うため、“茶道具のついで”として雑にまとめないことが大切です。今回は、陶器類・箱物・小物類を中心に、内容を一つずつ確認しながら査定しました。
ジャンルの切り分け(骨董の見落としを防ぐ)
骨董品は、まず「何に該当するか」を切り分けます。例えば、
- 焼物(陶器・磁器):皿・鉢・湯呑・小壺など
- 漆器:椀・重箱・盆など
- 金工・木彫・置物:細工物、飾り物
- 箱物:共箱・外箱・紙箱
といった具合に、ジャンルごとに見るべきポイントが変わるため、仕分けの段階で評価が決まると言っても過言ではありません。
付属品(箱・栞・仕覆など)は“価値の説明材料”
骨董品も茶道具と同様、付属品があるかどうかで評価が安定します。
箱がある場合は、箱書きや印、栞(しおり)などを確認し、作家名や由来が分かればプラス材料になります。一方で、付属品が無いものでも、品物自体の出来や状態次第で評価できるため、「箱がないからダメ」とは判断しません。
状態確認(欠け・ヒビ・直し・使用感)
骨董品の査定は、状態の影響が大きいです。特に陶器類は、
- 欠け、ヒビ、ニュー
- 直し(修復)
- 反りや歪み
- 釉薬の剥がれ・貫入の具合
を確認します。見た目がきれいでも、光に当てると細いヒビが見えることもあるため、角度を変えて丁寧にチェックします。
“まとめて査定”の中で高評価になりやすいケース
骨董品は、まとめて出てきた中に「一点だけ評価がつく」ことがあります。例えば、
- 作家物の器が混ざっていた
- 古い時代のもの(意匠・作りに特徴がある)
- 用途が限定されるが専門需要がある(茶席向きの器、小箱など)
こうした品は、他の品と一緒にしてしまうと埋もれやすいので、今回は骨董品も一点ずつ“単品評価できるか”を確認し、根拠を整理しながら査定しました。
5. 貴金属の査定ポイント(刻印・重量・状態)
貴金属は、茶道具や骨董品と違い「好み」よりも、まず 素材(何の金属か)と重量 が価格の土台になります。そのため今回も、アクセサリー類はまとめてではなく、一点ずつ素材確認→重量確認→状態確認の順で査定しました。
刻印の確認(K18 / Pt など)
最初に行うのは刻印チェックです。リングやネックレス、ピアスなどは、目立たない位置に刻印が入っていることが多く、
- 金(K18、K14、K10 など)
- プラチナ(Pt900、Pt850 など)
- コンビ素材(K18/Pt など)
といった手がかりになります。刻印が見当たらないものでも、素材が確定できないだけで「無価値」というわけではありませんので、次の工程に進めて判断します。
刻印が薄い・無い場合の見方(素材不明でもOK)
長年の使用で刻印が薄くなっていたり、そもそも刻印の無いお品もあります。そういった場合は、形状や作り(留め具、チェーンの質感など)も参考にしながら、査定の前提として「素材の可能性」を絞っていきます。
※ここはお客様が自己判断するのが難しい部分なので、「これ金かも?」程度の状態でまとめて出していただく方が効率的です。
重量が価格のベースになる(“まとめて”ではなく“分けて計測”)
貴金属は重量が重要です。ただし、石付き・装飾付きのものは、構造によって扱いが変わるため、
- そのまま重量として評価するもの
- 石や装飾の状態も加味するもの
を分けて見ます。今回のように貴金属が複数点ある場合は、最終的に「合計」で提示するにしても、**内訳(どれが何の素材で、どれが対象になったか)**が分かる形で進めるのが安心です。
状態(変形・切れ・片方だけ)でも査定対象
貴金属は、
- 切れたネックレス
- 変形したリング
- 片方だけのピアス
- 石が外れた、留めが緩い
といった状態でも、素材としての価値が残ることが多いです。今回も、状態だけで判断せず、まず素材確認と重量確認を行った上で評価しました。
6. 腕時計の査定ポイント(動作・外装・付属品)
腕時計は「動いているかどうか」だけで決まるわけではなく、メーカー/モデルの手がかり・外装状態・付属品の有無で評価が大きく変わります。今回も複数本まとめて拝見しましたが、金属ベルトのもの・革ベルト系など状態が異なるため、一本ずつ確認して査定しました。
動作状況(稼働・リューズ・日付送り)
まずは稼働確認です。クォーツの場合は電池切れのことも多く、止まっていても査定対象になります。機械式の場合は、巻き上げ・リューズ操作・日付送りなど、基本動作がスムーズかを確認します(※現状確認であり、防水性の保証などは別の話になります)。
外装状態(風防・文字盤・ケース・ベルト)
次に外観です。評価に影響しやすいのは、
- 風防(ガラス)の傷・欠け
- 文字盤の焼け、シミ、針やインデックスの状態
- ケースの打痕、メッキ剥がれ、腐食
- ベルトの伸び、留め具の傷み、革の劣化
といった部分です。今回のように複数本ある場合、状態差が出やすいので、**「きれいな個体」「使用感の強い個体」**を分けて評価します。
メーカー・型番の手がかり(裏蓋・バックル・刻印)
メーカー名や型番(リファレンス)は、裏蓋の刻印やバックル、文字盤表記などから読み取れることが多いです。これが分かると相場照合がしやすくなり、査定額の根拠も明確になります。
付属品(箱・保証書・余りコマ)があると強い
腕時計は付属品の有無が評価に直結しがちです。
- 外箱/内箱
- 保証書、説明書
- 余りコマ、純正ベルト
が揃っているほど、再販時の安心感が上がり、プラス評価になりやすいです。今回も、ケース類や保管品が一緒に出てきていたため、時計本体と紐づけて確認しました。
次は 「7. まとめて売るときにやっておくと良いこと」 を続けて書きます。
7. まとめて売るときにやっておくと良いこと(茶道具・骨董・貴金属・時計)
今回のようにジャンルが混在している場合、ちょっとした準備で「査定の精度」と「当日のスムーズさ」が大きく変わります。ポイントは、捨てない・無理に手入れしない・分けて見せるの3つです。
箱・紙類・付属品は“捨てずに全部”一緒に出す
- 茶道具:共箱(木箱)/外箱/栞/仕覆があれば必ず一緒に
- 腕時計:箱/保証書/余りコマがあれば揃えて
- 骨董品:箱書きや印がある箱は特に重要
付属品は「価値の証明」と「説明材料」になるため、残っているだけで評価が安定しやすくなります。
無理な清掃・磨きはしない(拭き取り程度でOK)
- 茶碗や陶器は、強く洗ったり磨いたりすると表面を傷めることがあります
- 貴金属も、研磨剤で磨くと細かい傷が増えることがあります
- 時計は、自己分解・強引な操作は避けた方が安全です
基本は乾いた布で軽く埃を払う程度で十分です。
ジャンルごとに“ざっくり仕分け”しておくと早い
当日現場でこちらでも仕分けはできますが、あらかじめ
- 茶道具(箱あり/箱なし)
- 骨董品(器・小物)
- 貴金属
- 腕時計
くらいに分けておくと、確認漏れが減り、説明もしやすくなります。
「よく分からない物」ほど一緒に出す
「これは価値があるのか分からない」「誰の作品か不明」なものほど、混ぜたままにせず、まとめて見せていただく方が判断が早いです。中に一点だけ評価が付くケースが現実にあります。
当日スムーズにするための準備
古物営業法の関係で、買取成立時には本人確認が必要になるため、**身分証(運転免許証など)**を用意しておくと手続きがスムーズです。
8. まとめ(買取金額)
今回は、広島市西区山田新町にて、茶碗・茶入れなどの茶道具を中心に、骨董品・貴金属・腕時計まで幅広く、まとめて査定・買取させていただきました。箱入りのお品が多く、茶道具は付属品も含めて一点ずつ確認。貴金属は刻印・重量、腕時計は動作状況と外装状態を見ながら、ジャンルごとの基準で評価しています。
買取金額(合計):約85,000円
- 茶道具(茶碗・茶入れ・箱物など):約35,000円
- 骨董品(陶器・小物類など):約10,000円
- 貴金属:約25,000円
- 腕時計(複数点):約15,000円
ジャンルが混在していても、まとめてご依頼いただくことで見落としを防ぎつつ、「何に値段が付いたか」を分かりやすく整理できます。お片付けや整理の途中で追加のお品が出てきた場合も、まとめて拝見できますので遠慮なくご相談ください。