エルメス HERMÈS カレ90 ドット×騎具柄 スカーフをお買取｜（箱・カード付）

エルメス HERMÈS カレ90 ドット×騎具柄スカーフをお買取｜（箱・カード付）

広島市西区の買取実績公開日：2025年10月12日

今回お買取した「カレ90」概要（サイズ・柄の見どころ）

一辺約90cmの正方形スカーフ “Carré 90（カレ90）”。上質なシルクツイルに、エルメスらしい手巻き（ロール）仕上げの縁が施され、ふっくらとした立体感が際立ちます。発色はクリアで、線のエッジもシャープ。写真のとおり縁のステッチも均一で、美観と着用時の収まりの良さにつながっています。

柄は、ドット×騎具モチーフ（ロープ／バックル）をパッチワークのようにレイアウトしたデザイン。ブランドカラーのオレンジを軸に、トープ〜アイボリーのコントラストとブラックの細ラインが全体を引き締め、カジュアルにもエレガントにも振れる万能配色です。畳んで巻いた際に、ドットと騎具が交互にのぞくため、ひと巻きで表情が変わるのもポイント。

付属は**オレンジボックス（MADE IN FRANCE表記）**とエンボス封筒入りのカード。ギフト用途にも映える完備状態で、コレクションとしてもおすすめの一枚です。

査定で見るポイント（今回の状態メモ付き）

縁（ロール・手まつり）
表側へふっくら転がるロールで、縫い目のピッチが均一。ヨレやほつれは写真範囲では見当たりません。エルメスのカレ評価で最重要の箇所です。
発色・プリントの輪郭
オレンジ／トープ／アイボリーの発色がクリアで、黒ラインのエッジもシャープ。にじみ・版ズレは確認できません。色ノリの良さは加点要素。
糸ツレ・引っかき傷
折り山や角部の拡大でも目立つ糸ツレは見えません。面に対する光の反射で筋が出やすいので、実査定では斜め光でもチェックします。
生地のハリ・艶
シルクツイルらしいコシが残っており、テカリや過度な使用感はなし。畳みシワは軽度で、スチームで整うレベル。
付属品
オレンジ箱（側面に MADE IN FRANCE 表記）、エンボス封筒入りカードを確認。リボンや薄紙の有無で評価が変わるため、付属が揃うほどプラスになります。箱は角に小スレあり（本体評価には大きく影響せず）。
識別情報
端の “HERMÈS–PARIS” ロゴ、洗濯タグ（素材・製造国）、デザイナーサインの有無を実測・接写で控え、柄名特定と相場照合に使います。

総評：写真範囲ではコンディション良好。縁・発色・付属が強く、実寸90×90cm（カレ90）確定とタグ情報が揃えば、相場上でも評価しやすい個体です。

付属品の有無で相場がどう変わるか

カレは本体コンディションが最優先ですが、付属の有無で販売層が広がり、同条件比較で査定が上振れします。今回の個体は箱＋カード付で好条件です。

オレンジボックス（箱）
贈答需要に対応でき、見栄えが良く保管も安心。中古でも「箱あり」を条件に探す方が一定数います。箱角に小スレがあっても、本体が良好なら評価差は軽微です。
リボン／薄紙（ある場合）
ギフト用途の訴求力が増し、撮影時の印象も向上。単体では大きな価格差を生みにくいものの、**“箱＋リボン＋薄紙”**まで揃うと完備感が出てプラスに働きます。
購入情報（納品書・レシート・オンラインカード等）
来歴の裏付けとして信頼感が増し、真贋面の安心材料に。紙類は個人情報部分をマスキングした上で保管・提示が望ましいです。今回のオンラインブティック案内カードも好印象。
ケア／品質タグ（本体縫い付けタグ）
破れ・欠損がないこと、文字が読み取れることが前提。素材（SILK 100%）や製造国表記が明瞭だと、柄名特定や流通相場の照合がスムーズになり、査定のブレが減ります。
“フルセット”の考え方
本体の状態が良好なうえで、箱・リボン・薄紙・購入情報まで整うと「贈り物にもそのまま使える」評価となり、販路の幅が広がる＝滞留リスクが下がるため、最終査定でプラスに反映されやすくなります。今回のように箱＋カードが揃っているだけでも十分に加点対象です。

型名・柄名の探し方（タグ／端ロゴ／デザイナー署名の確認）

端ロゴの位置と仕上げ
布端の “HERMÈS–PARIS” ロゴ位置を起点に、周辺の絵柄を拡大撮影。手巻き縁（ロール）が表側に転がるのもエルメスの定番仕様で、真贋確認と併せて記録しておくと照合が楽です。
デザイナーの“署名”を探す
絵柄のどこかに小さく手書き風のサインが潜んでいることがあります（例：作者名のみ／イニシャル）。今回のような**ドット×騎具（ベルト・バックル・ロープ）**系は署名が縁付近やパーツの陰に隠れがち。斜め光＋等倍以上で探し、見つけたら接写。
タイトル表記の痕跡
一部デザインは端の余白やモチーフ近くに柄名（仏語／英語）が極小で入ることがあります。ロゴ反対側の辺や四隅の地色が無地に近い部分を丁寧にチェック。
縫い付けタグ（ケアラベル）
“MADE IN FRANCE／100% SOIE（SILK）” などの記載を明瞭に撮影。年代によっては小さなコードが付く場合があり、流通資料と**年代・配色（カラーウェイ）**の照合に役立ちます。
キーワード化して照合
メモは「モチーフ（騎具・ロープ・バックル）」「構図（パッチワーク調／格子配置）」「配色（オレンジ×トープ×アイボリー＋黒ライン）」の3点セットで。仏語・英語の両軸で候補を当てると一致率が上がります。
撮影チェックリスト（識別用）
1. 全景（正対・四隅が入る）
2. 端ロゴ “HERMÈS–PARIS” 接写
3. デザイナー署名 接写（見つかった場合）
4. 縁ロールの断面（手まつりのピッチが分かる）
5. ケアラベル 両面
6. 代表的なモチーフのアップ（ベルト・ロープ・ドットの重なり）
最終確定のコツ
近似柄が複数存在することがあるため、作者名＋モチーフ＋配色で複合照合。同柄の色違い（CW）も多いので、色呼称や番号が分かれば記録。確証が持てない場合は、専門店評価時に署名写真と全景を提示すると話が早いです。

高く売るコツ（保管・畳み方・ニオイ対策）

保管環境
直射日光と高湿度を避け、風通しのよいクローゼットへ。箱保管の際はシリカゲルを入れ、半年に一度は交換。防虫剤は直接触れさせない。香水・お香の移り香も減点対象になるため同居保管は避ける。
畳み方
縁ロールをつぶさないよう、ゆるめの三つ折り→二つ折りで“ふんわり畳む”。長期保管は薄い中性紙を1枚かませると色移り・摩擦を防げる。重い物を上に載せない。
取り扱いの注意
コロコロや強いブラッシングは繊維を毛羽立たせるので不可。タグの糸を切る、軽い糸ツレを自力で引き戻す等の処置もリスクが高い。
しわ取り
当て布＋低温スチームで浮かしながら。縁ロールに直接アイロンは当てない。高温・強圧はテカりや波打ちの原因。
ニオイ対策
晴れた日に陰干し数時間。新聞紙や活性炭パックを同梱して一晩置くと吸着しやすい。強い消臭スプレーは輪ジミの原因になるため不可。タバコ・ペット臭が強い場合は無理に処置せず相談を。
シミ・汚れ
部分洗いは色抜けリスク。早めに専門のシルク対応クリーニングへ。自己処置を試す前に写真で状態を記録。
撮影前の整え方（出品時にも有効）
糸くずは柔らかい毛ブラシで軽く払う。自然光＋白背景で全景→ロゴ→縁ロール→柄アップを撮ると印象が上がる。箱・カードは別撮りも。
持ち込み時のポイント
ビニールの強密封は湿気をこもらせる。軽く包んで持参し、たたみ跡が強い場合はそのまま（無理なプレスは減点に繋がる）。付属品は忘れず同時持込を。