仏像・掛け軸・急須・鋳物置物・水晶など骨董品一式をまとめて買取

買取実績

目次

  1. 今回のご依頼内容(骨董品一式のまとめて査定)
  2. 買取した主な品目(一覧)
     2-1. 仏像(立像・僧形像)
     2-2. 掛け軸(山水図)
     2-3. 急須(黒泥系の急須)
     2-4. 置物(鋳物のペガサス等)
     2-5. 天然石・水晶(ポイント・クラスター等)
  3. 査定で見たポイント(まとめて)
     3-1. 銘・刻印・共箱の有無
     3-2. 素材とつくり(鋳物/陶器 など)
     3-3. 状態(欠け・ヒビ・サビ・シミ)
  4. 買取金額(合計 32,000円)
  5. まとめて査定が向くケース(片付け・整理のタイミング)
  6. まとめ

1. 今回のご依頼内容(骨董品一式のまとめて査定)

今回は広島市中区舟入南のお客様より、「家の片付けで出てきた品を一度まとめて見てほしい」とご相談をいただき、骨董品・置物類の一式を出張査定しました。

お品の内容は、仏像(立像・僧形像)掛け軸(山水図)急須鋳物の置物(ペガサス)、さらに**水晶系の石(ポイント/クラスター)**など、ジャンルが幅広く、点数もまとまっている状態でした。

骨董品は、作者名や銘が分からない、箱がない、保管期間が長いといった理由で「価値があるのか判断がつかない」と感じやすい一方で、今回のように複数点をまとめて拝見できると、全体の傾向と評価ポイントを整理しながら査定できるため、片付けのタイミングでのご相談に向いています。

その場で一点ずつ状態を確認し、素材感やつくり、付属品の有無などを踏まえたうえで、まとめて買取をご提案しました。

2. 買取した主な品目(一覧)

今回お持ちいただいたのは、いわゆる「骨董品」として一括りにされがちですが、実際には素材も用途も異なる品が混在していました。こういった場合は、ジャンルごとに見方が変わるため、まずは品目を整理してから査定に入ります。

今回の主な買取品は以下のとおりです。

  • 仏像(立像・僧形像)
    光背のある立像タイプと、数珠を持った僧形像の2点が中心。いずれも金属製(ブロンズ風)の雰囲気があり、置物としての存在感があるお品でした。
  • 掛け軸(山水図)
    水墨に淡い彩色が入った山水の掛け軸。落款(朱印)も確認でき、表装の状態やシミの出方なども含めて拝見しました。
  • 急須(黒泥系の急須)
    黒系の急須が1点。茶器は割れ・欠けの有無はもちろん、注ぎ口や蓋の合い、底面の銘なども見どころになります。
  • 置物(鋳物のペガサス等)
    翼のある馬の置物を含む、金属製の置物類。材質感や重さ、表面の仕上げ、底面の刻印の有無を確認して評価しました。
  • 天然石・水晶(ポイント/クラスター等)
    透明感のある石が複数点。欠けや濁り、サイズ感、まとまり(点数)を見ながら、まとめて査定しました。

次は、各ジャンルごとに「どこを見て金額が動くのか」を分かりやすくするため、3. 査定で見たポイントに進みます。

3. 査定で見たポイント(まとめて)

骨董品一式の査定では、「見た目がきれい」「古そう」といった印象だけで決めず、価値が乗る根拠があるかを一点ずつ確認していきます。今回は品目が幅広かったため、共通して重要になるポイントを軸に整理しました。

3-1. 銘・刻印・共箱の有無

骨董品は、作者や工房、来歴が分かるだけで評価が大きく変わります。

  • 仏像・金属置物は、底面や背面の銘、刻印、プレートの有無
  • 掛け軸は、落款、箱書き、共箱が揃っているか
  • 急須は、底面の刻印や銘があるか

銘や箱がない場合でも買取は可能ですが、根拠が弱くなる分、評価は状態と素材感の比重が高くなります。

3-2. 素材とつくり(鋳物/陶器など)

同じように見える品でも、素材と作りで価格帯が分かれます。

  • 金属製に見える置物や仏像は、重量感、鋳肌、仕上げ、細部の造形
  • 急須は、焼きの質感、蓋の合い、注ぎ口の切れ、持ち手の作り
  • 水晶系の石は、透明感、内包物、カットや研磨の状態、サイズ感

ここが曖昧な品は、まとめての評価になりやすい一方で、作りが良いものは単体でしっかり評価します。

3-3. 状態(欠け・ヒビ・サビ・シミ)

骨董品は「多少の使用感」は織り込みますが、状態はやはり金額に直結します。

  • 掛け軸は、シミ、折れ、表装の浮き、虫食い、軸先の欠け
  • 急須は、ヒビ、欠け、注ぎ口の欠損、蓋のズレ
  • 金属製は、サビ、緑青、歪み、ぐらつき
  • 水晶は、欠け、割れ、濁り、先端の破損

今回は、全体として致命的な破損が少なく、点数もまとまっていたため、まとめての査定として組み立てやすい内容でした。

4. 買取金額(合計 32,000円)

今回の査定結果は、合計 32,000円でお買取りしました。
品目が多岐にわたるため、評価しやすいものは個別に、判断が割れやすいものはまとめて査定し、全体としてバランスを取っています。

内訳(今回)

  • 仏像(2点)……18,000円
  • 掛け軸(山水図)……5,000円
  • 急須(黒泥系)……3,000円
  • 置物(鋳物のペガサス等)……4,000円
  • 天然石・水晶(まとめ)……2,000円

点数がまとまっていたことで、査定からお支払いまでを一度で完結でき、片付けの負担を減らせたケースでした。

5. まとめて査定が向くケース(片付け・整理のタイミング)

骨董品や置物は、「これは売れるのか」「捨てていいのか」が分かりにくく、結果として押し入れや棚にまとまったままになりがちです。今回のように仏像・掛け軸・急須・置物・天然石とジャンルが混在している場合は、特にまとめて査定が向いています。

まとめて査定が向く代表例

  • 遺品整理・生前整理・実家の片付けで、物の種類が多い
  • 作品名や作者が分からず、価値の有無を自分で判断できない
  • 箱やしおりが見当たらず、本物かどうか不安
  • 置物や茶器などが複数あり、一点ずつ運ぶのが大変
  • 「売れる物だけ売って、残りは処分したい」など、整理を前に進めたい

まとめて見せるメリット

  • ジャンルごとに見方が変わる品でも、一度の訪問で整理して判断できる
  • 「これは残す/これは売る」の線引きがしやすく、片付けの時間を短縮できる
  • 単品では評価しづらい品でも、点数が揃っていることでまとめ評価が可能になる

今回も、点数がまとまっていたことで、査定の根拠を整理しながらスムーズに金額をご提示でき、結果として一括でのお買取りにつながりました。

6. まとめ

今回は広島市中区舟入南にて、仏像・掛け軸・急須・鋳物の置物・水晶系の石など、骨董品一式をまとめて出張査定し、合計 32,000円でお買取りしました。

骨董品は、作者名や銘が分からない、箱がない、長年保管していて状態が不安、といった理由で判断が難しいことがあります。ただ、今回のように点数がまとまっていれば、ジャンルごとに評価ポイントを整理しながら査定できるため、片付けの負担を減らしつつ、手放し方を決めやすくなります。

ご自宅の整理で「これは売れるのか分からない」という品がまとまって出てきた場合も、まずは一度まとめてご相談ください。